相続コラム
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2020.10.07
相続の手続きを取る際、相続関係を証明するため、被相続人の出生から死亡までの戸籍一式を揃える必要があります。
相続手続が複数必要な場合(金融機関が複数あったり、不動産登記申請手続が複数必要な場合等)には、その都度これらの戸籍を全て提出する必要があり、煩雑です。
法定相続情報一覧図とは、このような手続の煩雑さを回避するために、平成29年から始まった制度で、法務局に相続に関する情報を提供し、法定相続情報一覧図の認証を受ければ、それをもって相続手続が可能とするものです。
法定相続情報一覧図が利用できる主な手続きは以下のとおりです。
① 不動産の相続登記手続
② 金融機関における預貯金等の相続による名義書換等の手続
③ 証券会社における株式や投資信託等の相続による名義変更等の手続
④ 保険会社における相続に伴う保険金請求等の手続
⑤ 税務署における相続税の申告手続
なお、裁判所における相続放棄の申述や遺産分割調停の申立てにあたって相続情報一覧図を利用できるかどうかについては、統一的な取り扱いルールはなく、個別案件ごとに判断されているようです。
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2020.08.11
戸籍の申請方法、収集方法について 1 相続手続には戸籍が必ず必要 相続が発生し、預金の払戻しや不動産の名義変更の登記手続きを行う際には、必ず戸籍が必要となります。 この戸籍は、手続を取る方の戸籍だけでは足り・・・
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2023.03.28
配偶者居住権について、弁護士が解説します 1 配偶者居住権とは 配偶者居住権とは、夫婦のどちらか一方が亡くなったときに、残された配偶者が、亡くなった配偶者と一緒に住んでいた家に居住を続けることを認めた権利です。 夫婦が一・・・
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2018.08.30
農地の相続 1 農地の相続の方法 遺産に農地が含まれている場合には、農地法の規制に注意する必要があります。 農地法は、農地が農家でない者の手に渡って荒廃するなどの不都合を防止するため、 農地の売買や賃貸借を・・・
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2019.11.05
被相続人の預貯金口座の払戻し手続き、名義変更手続きについて 1 はじめに 銀行実務においては、通常、相続人が単独で被相続人名義の預貯金を引き出すことを認めていません。 金融機関は、預金者の死亡が分かった時点・・・
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2020.09.15
相続財産管理人の意味や役割について、弁護士が解説します 1 相続財産管理人とは 相続財産管理人とは、法定相続人が不存在等の場合に、申立てにより家庭裁判所から選任され、被相続人の相続財産を調査、管理、換価等す・・・
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2018.08.16
相続人の廃除 1 遺留分の壁 法定相続人のなかで相続させたくない人がいる場合、例えば、非行を繰り返す二男には相続させたくないという相談がよくあります。 その場合、方法の一つとしては、相続させたくない子以外の・・・
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2019.02.19
推定相続人廃除の申立てについて 1 相続人に相続をさせないためには 例えば、子どもの一人が、若いころから放蕩三昧で親のお金を散々使ってしまい、さらには親に対して暴力を振るったり暴れたりということがあるような・・・
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2019.12.24
遺産のなかに農地がある場合の相続手続き 1 農地の相続手続き 農地の所有権を移転する場合には、原則として農地法所定の許可が必要です。 また、所有権移転登記を申請する際には許可書を提供しなければなりません。 ・・・
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2018.08.23
遺言執行者の選任と役割 1 遺言執行者とは 亡くなった人の遺言が残されていた場合、その遺言の内容を実現するためには、様々な手続きが必要です。 預貯金の解約・分配手続きや、不動産の登記手続き、遺贈や寄附行為な・・・