• 0356566380
  • お問い合わせ

受付 平日9:30~17:30

相続コラム

その他

その他

法定相続情報一覧図とは

2020.10.07

法定相続情報一覧図を活用しましょう

 

1 法定相続情報一覧図とは

相続の手続きを取る際、相続関係を証明するため、被相続人の出生から死亡までの戸籍一式を揃える必要があります。

相続手続が複数必要な場合(金融機関が複数あったり、不動産登記申請手続が複数必要な場合等)には、その都度これらの戸籍を全て提出する必要があり、煩雑です。

法定相続情報一覧図とは、このような手続の煩雑さを回避するために、平成29年から始まった制度で、法務局に相続に関する情報を提供し、法定相続情報一覧図の認証を受ければ、それをもって相続手続が可能とするものです。

参考:法定相続情報証明制度について:法務局

 

2 法定相続情報一覧図を利用できる手続

法定相続情報一覧図が利用できる主な手続きは以下のとおりです。

不動産の相続登記手続

金融機関における預貯金等の相続による名義書換等の手続

証券会社における株式や投資信託等の相続による名義変更等の手続

保険会社における相続に伴う保険金請求等の手続

税務署における相続税の申告手続

なお、裁判所における相続放棄の申述や遺産分割調停の申立てにあたって相続情報一覧図を利用できるかどうかについては、統一的な取り扱いルールはなく、個別案件ごとに判断されているようです。

 

その他の関連コラム

その他

相続手続に必要な戸籍の集め方

2020.08.11

戸籍の申請方法、収集方法について   1 相続手続には戸籍が必ず必要 相続が発生し、預金の払戻しや不動産の名義変更の登記手続きを行う際には、必ず戸籍が必要となります。 この戸籍は、手続を取る方の戸籍だけでは足り・・・

詳しく見る

その他

香典や葬儀費用の取扱いについて

2020.08.25

相続において香典や葬儀費用をどのように扱うべきか   1 香典、葬儀費用の法的性質 香典について、法律の規定はありませんが、慣習上喪主へ贈られる贈与と解されています。 葬儀費用についても法律上の規定はなく、必ず・・・

詳しく見る

その他

預金・貯金口座の相続手続き

2019.11.05

被相続人の預貯金口座の払戻し手続き、名義変更手続きについて   1 はじめに 銀行実務においては、通常、相続人が単独で被相続人名義の預貯金を引き出すことを認めていません。 金融機関は、預金者の死亡が分かった時点・・・

詳しく見る

その他

農地の相続

2019.12.24

遺産のなかに農地がある場合の相続手続き   1 農地の相続手続き 農地の所有権を移転する場合には、原則として農地法所定の許可が必要です。 また、所有権移転登記を申請する際には許可書を提供しなければなりません。 ・・・

詳しく見る

その他

遺言執行者の解任・辞任

2019.10.18

遺言執行者の解任・辞任   1 遺言執行者の解任 遺言執行者がその任務を適切に行わない場合、利害関係人は家庭裁判所に対し、遺言執行者の解任を請求することができます。 解任を求めるには、「任務を怠った」こと、ある・・・

詳しく見る

その他

遺言執行者の選任と役割

2018.08.23

遺言執行者の選任と役割   1 遺言執行者とは 亡くなった人の遺言が残されていた場合、その遺言の内容を実現するためには、様々な手続きが必要です。 預貯金の解約・分配手続きや、不動産の登記手続き、遺贈や寄附行為な・・・

詳しく見る

その他

財産を相続させたくない相続人がいるとき

2019.02.19

推定相続人廃除の申立てについて   1 相続人に相続をさせないためには 例えば、子どもの一人が、若いころから放蕩三昧で親のお金を散々使ってしまい、さらには親に対して暴力を振るったり暴れたりということがあるような・・・

詳しく見る

その他

相続分の譲渡

2020.05.20

相続分を他の相続人に譲渡する場合、第三者に譲渡する場合について   1 相続分を他の相続人に譲渡する場合 (1)相続分を譲渡するメリット ①  遺産分割協議に参加せずに済む 遺産を取得したくない場合、遺産分割協・・・

詳しく見る

その他

空き家問題

2020.06.12

空き家相続サービスの協力弁護士になりました   1 増加する空き家問題 社会の高齢化に伴い、空き家問題が社会問題となっています。 空き家が放置されてしまう理由は様々ですが、所有者が高齢で判断能力が衰えてしまい、・・・

詳しく見る

その他

推定相続人廃除の要件

2020.03.05

法定相続人に相続させたくない場合、どのような方法があるか   1 遺産を渡したくない場合 例えば、自分に子どもがいるけれども、子どもが昔から素行不良で迷惑をかけられており、長年不仲であるなどの理由で、遺産を相続・・・

詳しく見る

相続のことならまずはお気軽にお電話ください。