• 0356566380
  • お問い合わせ

受付 平日9:30~17:30

相続コラム

その他

その他

空き家問題

2020.06.12

空き家相続サービスの協力弁護士になりました

 

1 増加する空き家問題

社会の高齢化に伴い、空き家問題が社会問題となっています。

空き家が放置されてしまう理由は様々ですが、所有者が高齢で判断能力が衰えてしまい、高齢者施設に入所したため自宅を管理する人がいなくなってしまう場合や、所有者が亡くなり相続が発生した際に適切な相続手続がなされず、管理を行う人が事実上いない状態になってしまうケースが多くあります。

なかには、相続が一度でなく、二度、三度と重なっていき、相続人関係が複雑になってしまい、手続が困難になって放置されてしまう場合も少なくありません。

 

2 空き家のリスク

空き家を放置してしまうと、様々な問題が発生します。

建物は、使用や管理をしなければ適切な状態を維持することができません。

建物が管理されないまま老朽化すると、様々な物理的な不具合が生じ、構造物の落下や、外壁や建物自体の倒壊の危険が生じます。

万が一、これによって通行人などの第三者に損害を与えた場合、建物の所有者等は、民法717条により損害賠償責任を負います。

また、不法投棄を招いたり、不審者のたまり場となったり、放火など犯罪を誘発する危険性も否定できません。

 

3 弁護士による空き家問題の支援

空き家は、上記のような危険がありますので、早期に対応する必要があります。

例えば、所有者が高齢となって高齢者施設に入所しているため自宅を管理できなくなっているような場合には、後見人の選任をすることで、後見人による管理を行うことができます。

また、相続が発生している場合には、相続人を確定して遺産分割協議をしたうえで、新たな所有者を明確にします。

売却をする場合にも、登記簿上の名義人が亡くなった人のままでは売買契約を締結できませんので、相続の手続が必要です。

当事務所の弁護士は、空き家問題に関する支援についても多数の実績があり、空き家問題に取り組む一般社団法人「士希の会」の協力弁護士にもなっています。

空き家問題が気にかかっている方は、まずはご相談ください。状況に応じて適切な支援をご提案致します。

 

※一般社団法人士希の会

相続や空き家・空き地に関して悩みや不安をお持ちのお客様と専門士業の皆様がマッチングする事を目的としております。

 

その他の関連コラム

その他

相続 遺産調査の方法~23条照会(弁護士会照会)について

2018.09.04

相続 遺産調査の方法~23条照会(弁護士会照会)について   1 遺産が不明の場合 相続のご相談で多くあるのが、遺産の内容を把握できないという問題です。 例えば、被相続人が生前同居していた家族の一人が事実上の財・・・

詳しく見る

その他

相続手続に必要な戸籍の集め方

2020.08.11

戸籍の申請方法、収集方法について   1 相続手続には戸籍が必ず必要 相続が発生し、預金の払戻しや不動産の名義変更の登記手続きを行う際には、必ず戸籍が必要となります。 この戸籍は、手続を取る方の戸籍だけでは足り・・・

詳しく見る

その他

農地の相続

2018.08.30

農地の相続   1 農地の相続の方法 遺産に農地が含まれている場合には、農地法の規制に注意する必要があります。 農地法は、農地が農家でない者の手に渡って荒廃するなどの不都合を防止するため、 農地の売買や賃貸借を・・・

詳しく見る

その他

遺言執行者の選任と役割

2018.08.23

遺言執行者の選任と役割   1 遺言執行者とは 亡くなった人の遺言が残されていた場合、その遺言の内容を実現するためには、様々な手続きが必要です。 預貯金の解約・分配手続きや、不動産の登記手続き、遺贈や寄附行為な・・・

詳しく見る

その他

農地の相続

2019.12.24

遺産のなかに農地がある場合の相続手続き   1 農地の相続手続き 農地の所有権を移転する場合には、原則として農地法所定の許可が必要です。 また、所有権移転登記を申請する際には許可書を提供しなければなりません。 ・・・

詳しく見る

その他

推定相続人廃除の要件

2020.03.05

法定相続人に相続させたくない場合、どのような方法があるか   1 遺産を渡したくない場合 例えば、自分に子どもがいるけれども、子どもが昔から素行不良で迷惑をかけられており、長年不仲であるなどの理由で、遺産を相続・・・

詳しく見る

その他

配偶者居住権について

2023.03.28

配偶者居住権について、弁護士が解説します 1 配偶者居住権とは 配偶者居住権とは、夫婦のどちらか一方が亡くなったときに、残された配偶者が、亡くなった配偶者と一緒に住んでいた家に居住を続けることを認めた権利です。 夫婦が一・・・

詳しく見る

その他

内縁と相続

2018.08.21

内縁と相続   1 内縁の配偶者に相続権はあるか 法律上、相続権を有する配偶者は、有効な婚姻の届出がなされている夫または妻に限られます。 従って、内縁(いわゆる事実婚)の夫または妻には法定相続分はありません。 ・・・

詳しく見る

その他

相続人に未成年者がいる場合

2020.03.18

特別代理人の選任手続について   1 特別代理人が必要な場合 例えば、父親が死亡して、法定相続人として妻と未成年の子どもがいる場合、遺産分割協議はどのように行えばよいでしょうか。 この場合、妻は子どもの単独親権・・・

詳しく見る

その他

遺言執行者の解任・辞任

2019.10.18

遺言執行者の解任・辞任   1 遺言執行者の解任 遺言執行者がその任務を適切に行わない場合、利害関係人は家庭裁判所に対し、遺言執行者の解任を請求することができます。 解任を求めるには、「任務を怠った」こと、ある・・・

詳しく見る

相続のことならまずはお気軽にお電話ください。