相続コラム
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2018.08.20
香典は、葬儀の際に、死者への弔意などのために贈られるもので、法的には、葬儀主宰者(喪主)や遺族への贈与とされています。
従って、被相続人(亡くなった人)の遺産には含まれず、理論上は遺産分割の対象にもなりません。
しかし、実務においては、遺産分割の際に葬儀費用から香典を控除し、なお葬儀費用のほうが高額であった場合には、その分の葬儀費用を相続財産から控除するという取り扱いがなされることが多くあります。
その場合には、葬儀費用と香典それぞれについて、金額や内訳が分かるようにしておくことが大切です。
葬儀費用に関する領収証を残しておいたり、誰からいくらの香典をもらい、どのような香典返しを行ったかなど記録を残しておくことが、後々のトラブル防止のために重要です。
葬儀費用の負担について、法律上明確な規定はなく、学説や判例の考え方も分かれています。
一般的には、葬儀の主宰者(喪主)が負担し、他の相続人は負担しないこととされます。
ただ、相続人間で話し合いのうえ、合意がなされれば、遺産から支出をすることも可能です。
その場合には、上記の通りまずは香典を充てて残りを遺産から支出するのが原則です。
香典や葬儀費用については、必ずしも定まった規定や慣習はなく、被相続人の指示があってそれを遺族が尊重する場合や、相続人など関係者の合意にしたがって葬儀が行われる場合には、平穏に負担者が定まります。
しかし、関係者間の紛争が背景にあるような場合には、香典や葬儀費用についてもトラブルの元になってしまうことは少なくありません。
そのような場合の負担について、遺産分割に際して公平な話合いが出来るよう、領収証などの資料は出来る限り残しておくようにしましょう。
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